ムーディズが中国の金融システム、債務残高などから中国投資を「ネガティブ」としたのが7月6日、翌日からアジア市場では中国関連株、とくに中国銀行、中国建設銀行株をポートフォリオから外して市場にたたき売りの挙にでた。

その中心的役割を演じたのはシンガポール国家運用ファンド「テマサク」だ。一日で、36億ドル分を売却した。

とんだ七夕、いや廬溝橋共事件記念日となった。

中国経済への赤信号が煌々と灯った。次の数ヶ月は「恐ろしい推移」となるだろう(ウォールストリート・ジャーナル、2011年7月7日付け)。

ムーディズが中国債権にネガティブの評価替えは、中国当局が発表している公式数字である。

それによれば、銀行が抱える不良債権に転化可能性のある金額は10兆7170億元(邦貨換算で139兆円強)
この内訳は下記のようである。
 2011年返済期限  2625億元
   12       1840
   13       1219
   14        994
   15        801
   16年以後    3238
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  合計      10兆7170億元

地方政府がまるがかえの債務残高は少なく見積もっても200兆円におよぶと言われ、しかも債務保証しないのが中国の公共行政機関にやり方だ。

建設ブームにどかんと心筋梗塞のような作用がやってくるのは、時間の問題である。